単純に老眼

若かりし頃、鼻毛が出っぱなしの男性や産毛ふさふさのまま半袖を着ている女性に対して、なぜ、気にならないんだ??なぜ、気が付かないんだ??と不思議だった私も、40歳を幾ばくか越え、ひとつの真実にたどり着きました。

彼らは気付いていないのではなく、見えていなかったのだ。ということに。

ド近眼な私はかなり度の強いコンタクトレンズを毎日装着しています。
ある日、帰宅してからコンタクトレンズを外し、洗面所で何気なく腕を見て、あれれ?となりました。毛が生えている。と。
コンタクトをつけたまま見た腕には生えていなかった毛が、視力0.1以下の裸眼でものっすごく近づけて見ると生えている。

“あぁそういうことかこれが老眼か”となった瞬間でした。

確かに手元の小さな文字を読むとき、少し距離を取るようになっているなと、改めて気付きもしました。そうか老眼か…

最近ではスマホ老眼なる言葉も誕生しています。
長時間のスマホ利用が原因で、老眼のように目のピント調節機能が一時的に低下する状態だそうです。20代、30代にも多いとか。40代の私もスマホを見た後は、近いものに限らずピント調節がおかしいなと感じます。
老化に加えて文明の利器にあやかりすぎてしまって、本当に…。
老眼は一度なってしまうと元に戻らない不可逆的なものですが、スマホ老眼は目の疲労を回復させれば治ります。

昔に比べPCやスマホを使って目を酷使する時代ですので、老眼、スマホ老眼、なったなってないにかかわらず、意識して目を労わりながら、鍛えながら、矯正しながら、毎日の生活を快適にお過ごしください。

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