2025.05.22
健康推進だより「ニオイ」と共に生きる私たち 気になるその正体
一日の終わり、靴を脱いだ瞬間に漂う強烈なニオイ。まるでその日頑張った証のようでもあり、同時に自問自答せざるを得ない衝撃的な事態でもあります。
夏の訪れと共に、ニオイは一層その存在を主張し始めます。皆さんは日頃どのようなニオイ対策をされていますか?
自分のニオイには慣れてしまいがちなのに、他人のニオイには妙に敏感になるのが人間というもの。その理由は単純ではなく、本能的な「危険察知システム」の一環とも言われています。それもそのはず、人間の体は頭の先からつま先まで、様々なニオイを発する“ニオイの宝石箱”なのです。「スメルハラスメント」なる言葉が生まれたのも当然と言えば当然なのかもしれません。
筆者自身、幼い頃に「百年の恋も冷める」という言葉を身をもって知る出来事がありました。あの衝撃とともに、その時のニオイまでも鮮明に記憶に残っています。ニオイとはそれほどまでに強烈で、時には感情や思い出にまで深く関わる存在なのです。
日々の生活の中で、ニオイとの付き合い方を考えるのも一つの知恵。だからこそ、どのようなニオイをまとっているのか、またはまといたいのか。そして他人にはどう感じられているのかを時々振り返ってみるのも悪くないかもしれません。
出来れば自分のニオイの漢字は「臭い」ではなく「匂い」でありたいものです。
あなたはどんなニオイと共に生きていますか?
